Netflixの独自配信番組、「ボクらを作ったおもちゃたち」を見ました。
内容としては、有名なおもちゃがどうやって誕生して、そしてヒットしていったのかを、コメディタッチに紹介していくドキュメンタリーです。
1本だいたい40分前後で、2シーズン全話合わせて8本しかないので割と速攻で見終わります。
まあ、そんなわけで、面白すぎて一気に8回分全部見終わってしまったので、勢いで軽く感想を書こうと思います。
Netflixの刺客じゃないですけど、清々しいほどにダイマです。
ネトフリはいいぞ。イントロとエンディングスキップの機能抹殺したいけど。
シーズン1
・第1回 スターウォーズ
映画「スターウォーズ」のおもちゃの話。
小さなおもちゃ会社だった「ケナー」が、「スターウォーズ」のおもちゃを作る権利を手に入れて大会社に成長するまでの話。
それまで映画のおもちゃは全然ヒットしなかったので、どこの会社も製作を引き受けてくれなかったらしいです。
今のヒット具合から考えると信じられないんですけど、当時は予告編も事前に見れなくて、ただラフスケッチを見ただけで売れるかどうか判断しなきゃならなかったと考えると、無理もないのかな。
おもちゃの生産が間に合わなさすぎて、空の箱に「クリスマスにスターウォーズのフィギュアが手に入る権利」をつけて売った、という話が印象に残ってます。(その後、ちゃんと届いたそうです)
・第2回 バービー
ご存知バービー。
この回は結構ドロドロしてて、バービーの権利をめぐってマテルの元社長ルースと、バービーの設計をしたジャック・ライアンとのバトルが思ってたより白熱してました。
全編通して、子供向けの着せ替え人形という今までなかったものを売り出すことに対しての、「女性たちの戦いの歴史」って感じです。
・第3回 ヒーマン
これ、知りませんでした。
でも、シーズン1ではこの回が一番好きです。
ムキムキマッチョのスーパーヒーロー「ヒーマン」と、悪の怪人「スケルター」の戦いを描いた「MASTERS OF THE UNIVERSE」。そのアクションフィギュアシリーズと、アニメ、漫画の話。
おもちゃからアニメを作って売り込む、という今ではありがちな戦略はこれから始まったらしいです。
全然知らなかったんですけど、これを見てアニメ版見たくなりました。面白そう。
スケルターのデザイン好き。
このワチャワチャ感!!無計画感!!!カラフルすぎる色使い!!これぞアメリカのおもちゃ!!!パワーこそ全て!!!!(語弊)
チャイルドワールドというおもちゃ屋を初めて知った。
・第4回 G.I.ジョー
なんか軍人の人形、くらいの知識しかなかったです。
初めての各部が動く「アクションフィギュア」、という革新的なものらしい。
デッサン人形用に一体欲しいな、と思いながら見てた。
この回も好きです。
シーズン2
・第1回 スタートレック
この回超好きです。
なお、推しキャラはデータ。ヴォイジャーとか最近のは見てません。
ちょろっと見て面白かったのは知ってるので、一気見したい。
全然関係ないおもちゃに、「アストロ」って付けて、それっぽいステッカー貼って売ってた。カークとかスポックとヘルメットに書いて、スタートレックのおもちゃと言い張ってた、という話が最高にアホっぽくて好きです。笑いました。
「クリエイターにとってもっとも幸福なのは、自分が死んだ後も作品が生き続け、永遠に人々の記憶に残ること」って言葉に首折れるほど頷いた。(うろ覚えだけどそんな感じのこと言ってました)
最新の「Diamond Select Toys」が出しているフィギュアのクオリティが高すぎる。
なにその服のシワ???
変態造形じゃん????
ナチュラルに、「は?欲しい」って言った。
英語でググった。
米国アマゾンならあるかもしれない。
・第2回 トランスフォーマー
この回もとても好きです。
日本とアメリカのおもちゃ会社の友情の話。
これ見た後でバービー回見ると、ギャップがすごくて笑う。(バービー周辺の人間関係がギスギスしすぎ)
→日本では単独のおもちゃでも売れるけど、アメリカでは「善と悪」が存在する明確なストーリー(アニメとか漫画)がなきゃ売れない。
→日本人にとっては、どのロボットもヒーロー(メガトロンも元々はヒーローキャラとして作っていた)
というところが印象深かった。
ワスピーター好き。
普通の車の方は、昔初代のアニメ見ましたけど、幼稚園入る前とかそれくらいなのであまり覚えてないです。映画はダークサイドムーンまでは見た……はず。バンブルビーのラジオ喋り好き。
・第3回 レゴ
レゴは子供の頃にお世話になりました。(ハリーポッターのやつ持ってた)
元から好きで本とか読んで割と知ってたので、個人的にそこまで目新しさはなかったかな……。
レゴの経営、一時は結構厳しくて、そこどうやって乗り切ったか、って話が中心だった記憶。
第4回 ハローキティ
おもちゃというか、番外編っぽい。
ハローキティというより、サンリオ全体の歴史についての解説、みたいな感じでした。
アメリカの女の子が、サンリオショップが出来た当時「夢の国みたい!!」って超はしゃいでたのが印象的でした。アニメも漫画もないのに、キャラ単体でこんなに売れるというのはアメリカ的にはめちゃくちゃ珍しくて、異例らしいです。(ストーリーありきじゃないと普通は売れないらしい)
スモールギフト ビッグスマイル。
今はなかなか行かなくなってしまいましたが、高校の頃くらいまで週一でト●ザらスに行くくらいおもちゃを見るのが好きで、本気でおもちゃ作る会社への就職とかも考えていたくらいなので、めちゃくちゃ興奮しながら見てました。
まぁ結局、設計とか出来ないし、デザイン能力もそんなにないし、無理だなと思って説明会だけ行ってやめましたけど。
それでも、やっぱりおもちゃをみるのは楽しいですね。
メイキングとか見るのも大好きなので、クリエイターは積極的にそういうの出していこ。
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