鵺本ログ

コンプレックスの向こう側

身も蓋もない話をすると、というか、こんなこと言うと怒られるかもしれないですが、私は文を書くのが嫌いです。

文章書くの、正直めちゃくちゃ精神力も体力も持っていかれるので、書きたくないし考えたくない。

休日はずっとゲームしたいし、映画見たいし、とにかくダラダラしていたい。

時間の許す限り無限に寝たい。

というか文に限らず、私は根本的に自分の意見を述べるのが苦手です。苦手というか、そもそも、胸を張って述べられるような主義主張といったものを持ち合わせていないです。

こう、流されるまま至極テキトーに生きているので……。だからこそ、誰かの心に残る素敵な言葉を息をするようにすらっと吐き捨ててしまえる人たちのことを、心底羨ましいと思います。

授業などで、何か質問はある?と聞かれてもシンプルに何の質問も思い浮かばない。

流行りものには流されるし、SNSのタイムラインでインフルエンサーが白と言えば私も白だと思う。

アドリブ下手だし、交流も下手くそだし、洒落たリリックも思い浮かばない。

ではお前という人間は何なのか、何で嫌いで苦手なのに文章を書いてるのかと言われると、自分の考えた話を伝える手段として、1番小説という表現形態がコスパがいいと感じたからです。

昔は漫画も描いてたし、ゲームも作ってました。

その中でたどり着いた答えが、どれも大変だけど小説が1番お話を伝える手段としてコスパ安くて手軽だな、という全字書きに背後からぶちのめされても仕方ない舐め腐ったものでした。

まぁ、そんな感じで必要に差し迫られて文を書き始めたわけなので、文を書くのが特別好きだと思ったこともなければ、得意だと思ったこともないです。

むしろ、文章に関してはずっとコンプレックスがあって、いっつも小洒落た会話を書けないだの、字の文のスムーズさが足りないだの、まぁ、色々あるんですが、そもそも、読めば読むほど、書けば書くほど自分という人間の薄っぺらさが滲み出ているような気がして、一定周期で死にたくなる。

こう、目に見える明確な成果、何も出せてないですしね……。

このコンプレックスにさらに拍車をかけたのがSNSの存在でした。

フォローいただいたインターネット作家がどんどん書籍化していく中、いつまで経っても書籍化出来ない自分が本当に惨めで、情けなくて、その度お前は所詮その程度の人間なんだと、最近はSNSを見るたび芯から心をへし折られるような感覚を味わってさえいました。

そんなストレスが限界値まで達した結果、一時期本当にSNS見るのが辛くて辛くて仕方なくて、浮上自体をやめちゃってました。

今はSNSに対して悟りを開いたというか、付き合い方を色々考え直したのでまた浮上してますが……。

私は本当に根が陰気なので、自分の何倍も字数書いてる人間見かけると発狂死しそうになるし、それで成果出してるのは本人の努力の賜物なのでお門違いなのは分かってますが、死ぬほど妬ましいと思うし羨ましいと思う。

いや、悪いのは質も量も足りてない自分なのは分かってるんですが……。

いや、それ以前に。

小説を書くという行為を楽しんでいる人に、こんな様々な事象を憎みながら書くみたいな真似事をしている人間が勝てるわけない。

根本的にそこが違うんだなと、一人SNSから離れている間にそういう結論に至りました。

今まで別に嫌いでも、完成まで漕ぎつければそれでいいやと思ってましたが、文を読み、書くという行為自体を、好きになってみようと。

ずっと、お前なんて嫌いじゃ、楽だから仕方なしに付き合ってやってるんじゃ、というスタンスだった文章表現という存在と面と向かって対話する。

好きになってみる努力をする。

いままで無視を決め込んでいた、ほんの一ミリ程度の好きの気持ちを真正面から見つめてみる。

そんなことを、2021年の目標としたい、というところで、本年の締めとさせていただきます。

いや、正直なところ時間的に追い詰められたり、クライマックス直前とかになったりすると精神的に発狂するかもしれませんが、それはある種の興奮によって起こる副作用みたいなものなので、仕方ない。

うん、仕方ない、かな。

そんなわけで、来年が今年よりもたくさん書けるかどうかは分かりませんが、ネガティブなりに前向きでいられるよう出来る限り善処して参りますので、

来年も、どうぞよろしくお願いします。

Categories: 雑記

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